メタボリックシンドロームの対策や改善には運動が一番良いのはわかるのですが、どれくらい運動ってすればよいのか知りたいところです。
メタボリックのための運動となると結構地道なんですよね。 ある程度目安、目標ががあるとそこまでは頑張ろうという気持ちになるのではないでしょうか。
ちょっと調べたところ、メタボリックシンドローム対策のための運動量の目安というのがあります。
健康・体力づくり事業団で健康づくりのための身体活動量の目標というのが定められています。
その内容はずばり、
『週23エクササイズの活発な身体活動(運動・生活活動)を行う!
そのうち4エクササイズは活発な運動を!』
というものとなっています。
身体活動とか生活活動って?と思うでしょうが、生活活動とは、通勤時の歩行、掃除、買い物などを言い、身体活動は、ジョギング、水泳、サッカーなどを指します。
やはりメタボリックシンドロームの対策には23週、約半年くらいは地道に続けないといけないということです。
ある病院で「メタボリックシンドローム改善コース」というものがはじめたそうです。
1日、朝のメタボリックシンドロームの検査、個別面談からはじまって、メタボリックシンドロームを意識した昼食もとります。
午後からはメタボリックシンドロームのための食事についての説明。
そして、メタボリックシンドロームを改善するための運動についての説明。
という流れで進んでいきます。
さらに物足りない人のために1泊2日コースもあります。
夜に夕食をとったあと、メタボリックシンドロームとの関係が注目されている睡眠時呼吸障害の検査があります。
次の朝もエクササイズをして終了。
メタボリックシンドロームを改善するきっかけづくりのコースといえます。
このコースを受けてすぐにメタボリックシンドロームが改善されるわけではないのでしょう。 あくまでも受けたあとの個人の頑張りが重要です。
最近の研究で、睡眠時無呼吸症候群がメタボリックシンドロームと密接に関係があると研究されています。
確かに太った人がいびきをかくことが多いのは確かですし、さらに睡眠時無呼吸症候群の人も多いのもうなづけるので、メタボリックシンドロームとの関係もあるのではないかと思います。
また、睡眠時無呼吸症候群により心筋梗塞、脳血管障害になる可能性が高いのもメタボリックシンドロームと同じであることから、2つの関係性が注目されています。
睡眠時無呼吸症候群の入院患者では、肥満67.6%、高血圧45.5%、耐糖能異常58.1%、高トリグリセライド血症55.0%が合併しています。これらの危険因子を1つ持つ人は心臓病の発症リスクが5倍、2つ持つ人は10倍、3〜4つ併せ持つ人ではなんと31倍にもなるそうです。
これら4つすべての動脈硬化疾患リスクファクターを持つ<死の四重奏>患者は16.7%であったという報告があります。
つまり、睡眠時無呼吸症候群の患者の多くは、メタボリックシンドロームも合併しやすいということになります。
ますます、重病へのりスクが高まることになります。
メタボリックシンドロームと騒ぐけど、一体何が問題あるのか?と思う人も多いと思います。
メタボリックシンドロームの人は、動脈硬化の危険因子である「肥満症」、「高血圧」、「糖尿病」、「高脂血症」を重複して発症していることがあります。
最近の研究で、これら危険因子の重複により動脈硬化のリスクが高くなることがわかってきました。
このような危険因子が、たとえ軽度であったとしても、メタボリックシンドロームの人には、次のようなリスクがあります。
・肥満(高BMI)
・高血圧
・高血糖
・高トリグリセリド(中性脂肪)血症
・高コレステロール血症
上記の危険因子をまったく持たない人に比べ、2つ持つ人は、心臓病の発症リスクが10倍近く3〜4つ併せ持つ人は、心臓病の発症リスクがなんと30倍以上にもなることが、日本の企業労働者12万人を対象としたある調査でわかりました。
たとえ各症状の程度は軽くても、複数の危険因子を持った人は、動脈硬化が起きやすいのです。 これがメタボリックシンドロームの恐いところです。
また、メタボリックシンドロームの人は、糖尿病を発症するリスクは通常の7〜9倍。
心筋梗塞や脳卒中を発症するリスクは約3倍と言われています。